「賃貸アパートなら前住人がいるから盗聴器の心配があるけれど、注文住宅の新築一戸建てなら誰も住んでいないから絶対に安全だよね」。こう考えるお客様は非常に多いです。しかし、防犯のプロの視点から言えば、それは「最大の誤解」です。今回は、あまり知られていない「新築一戸建てにおける盗聴リスク」と、引き渡し前のセキュリティ監査の重要性について解説します。
新築物件は「何十人もの不特定多数」が自由に出入りする空間
家一軒を建てるためには、基礎工事、大工工事、電気工事、水道・ガス設備、内装(クロス貼り)、外構工事など、数ヶ月間にわたり膨大な数の業者が関わります。大手のハウスメーカーであれば、下請け、孫請けの職人さんが入れ替わり立ち替わり現場に出入りすることになります。
その期間中、現場の鍵(工事用のコンストラクションキーなど)は、ある程度ルーズに管理されているのが実情です。キーボックスで暗証番号を共有したり、休憩時間にはドアが開けっ放しになっていたりします。つまり、「誰も住んでいない安全な場所」ではなく、「不特定多数の人間が合法的に、あるいは容易く侵入できる無防備な場所」なのです。
壁紙を貼る前なら「完璧な偽装」が可能
新築物件で最も恐ろしいのは、家の電気配線を利用した「壁裏埋め込み型」の盗聴器が仕掛けられるリスクです。
通常の賃貸物件の場合、後から壁の中の配線をいじるのは手間と発覚のリスクが伴います。しかし新築工事の最中(骨組みが完成し、壁のボードを張る直前や、クロスを貼る直前のタイミング)であれば、悪意ある人間がこっそりと電気配線を分岐させ、壁の裏側や天井裏に盗聴器を仕込むことは非常に簡単です。そして、そのまま壁紙が貼られ、家が完成してしまえば、家の基礎の一部に”半永久的に電波を飛ばし続ける”盗聴器が完璧に隠蔽された状態となってしまいます。
このタイプの盗聴器は、電池切れの心配がなく、家のブレーカーを落とさない限り動き続けます。目視では絶対に発見できず、プロの電波機材でなければ存在を確認することすら不可能です。
動機は「趣味」か「恨み」か「売却」か
なぜ、見ず知らずの新築の家にそんなことをするのでしょうか。
多くの場合、「他人のプライベートな新婚生活や家庭の様子を覗き見たい(聞きたい)」という歪んだ趣味を持つ変質者による犯行です。工事業者になりすまして現場に入り込むケースや、残念ながら下請けの作業員の中にそうした人物が混じっていたケースも過去のニュース等で報告されています。
また、ごく稀に、その家が建つ前の土地の売買を巡るトラブルで、近隣住人などが恨みを持って仕掛けるケースも散見されます。
引き渡し(鍵の受け取り)直後の「第三者監査」という新常識
マイホームは一生に一度の大きな買い物であり、家族が最もリラックスできる安全な場所でなければなりません。ハウスメーカーや工務店を疑うわけではありませんが、「何十人もの人間が関わったブラックボックス」である以上、何もないことを証明する客観的なチェックが必要です。
札幌盗聴ガードサービスでは、新築一戸建てのお引き渡し直後(家具や電化製品を持ち込む前)のタイミングでの電波調査を強く推奨しています。
家具が入る前であれば、電波の反射やまぎらわしい家電の電磁波が少なく、非常に高精度かつ短時間で家中のコンセント、電話線、LAN配線、換気扇などの裏側をスキャンすることが可能です。
新築・戸建て調査に関するQ&A
Q. 家を建てている最中(建築途中)に調査に入ってもらうことはできますか?
Q. 調査料金は家の大きさによって変わりますか?
マイホームの「安全」は、プロの客観的な証明から始まります。
新居への引越し前、家具を入れる前のクリーンな状態での検査をお勧めします。
引き渡し日や引越し日が決まりましたら、早めのご予約調整がスムーズです。
LINEで一戸建て調査のお見積もり・日程確認 050-1724-1110(受付10:00〜23:00)